東北電力ネットワークは5日、年末年始の豪雪による停電が県内で延べ1万8千戸に上ったと発表しました。昨シーズンの同じ時期の11倍以上です。
東北電力ネットワークによりますと、豪雪の影響による停電は2024年12月28日から1月12日にかけて青森市や弘前市など県内17の市町村で延べ1万8417戸で発生しました。

昨シーズンの同じ時期が1562戸だったため11倍以上に上りました。
原因は、倒木による電線の断線が341か所、電柱の破損が13か所で、記録的な積雪となった弘前市などを担当する弘前電力センター管内での被害がおよそ8割を占めています。
阿部公哉支社長は5日の会見で被害の防止策を検討する意向を示しました。

※東北電力ネットワーク青森支社・阿部公哉支社長
「新雪がこれだけ急速に降り積もるとスノーモービルとか重機が入っていけないところが私としては課題として認識した。事前伐採で雪による倒木の影響を少なくするとか可能な範囲で検討していきたい」
青森県内には再びこの冬最強クラスの寒波が来るため、東北電力ネットワークは電力の安定供給に努めていきたいとしています。