青森県津軽地方を襲った豪雪は、ライフラインだけでなく命をつなぐ善意にも影響を及ぼしています。道路状況の悪化などで献血する人が減っていて、青森県赤十字血液センターが協力を呼びかけています。
10日の青森県赤十字血液センターでは、献血室の空席が目立っていました。
1月2日~9日までの1週間に400ミリリットルの献血をした人は約500人。必要とされる人数には170人分足りておらず、A型、B型、O型の血液が「非常に不足」しています。
血液センターでは、豪雪による「道路状況の悪化」や「雪かき疲れ」が原因で協力する人が減少しているとみています。
青森県赤十字血液センター 長谷川千剛さん
「運送会社に例年、年始めの献血に行くが、今年はこの道路の状況でいつも昼に集まって協力いただくが、中々みなさん帰ってこれず、例年の半分くらいしか協力いただけなかったり、街頭献血でも皆さん雪かきでの疲れもあり、例年より献血の協力が少なくなってしまっている所が多いです」
不足している血液は、東北エリアで融通するなどしてまかない、手術などに直接的な影響は出ていないということです。
ただ、献血が少ない状況が続けば、病院で必要な量が確保できなくなる可能性もあるとしています。
県赤十字血液センターでは、献血バスの稼働日数を増やして必要な血液の確保を目指すことにしています。












