冠婚葬祭のおもてなし料理「ねりこみ」を作る

津軽あかつきの会のみなさんに、津軽の郷土料理を教えて頂きます。
まずは、ねりこみという料理です。ねりこみは津軽地方では冠婚葬祭に出されるおもてなしの料理です。
材料は、サツマイモ、ニンジン、油揚げ、こんにゃく、毛豆、ザラメ(中双糖)、醤油、片栗粉。砂糖で煮て片栗粉でとろみをつけるのが決まりです。

ねりこみは冠婚葬祭に出されるおもてなしの料理

白川舞アナ、みなさんの手ほどきを受けながら、材料を切っていきます。切り終えたら、具材を鍋に投入。柔らかくなるまで煮ていきます。

白川アナ 「切れてるかしら?つながってますね。あららら…ちょっと包丁を立てれば」

「津軽のお料理ってなんだか甘い?」

味付けは、ザラメをたっぷり使います。

白川舞アナ
「津軽のお料理って、お赤飯だったり茶碗蒸しだったり、なんだか甘いイメージがあるんですけど…」

津軽あかつきの会 中田久子さん
「昔は、人寄せ(人が集まる時)でないと、お砂糖をふんだんに使えなかったから」

砂糖を使ったお料理には、おもてなしの気持ちが込められているようです。

津軽あかつきの会 中田久子さん(左)と白川アナ(右)

水とき片栗粉を加え、全体にとろみをつけたら火を止めます。円を描くように鍋を振り、とろみを均一にしてできあがり!
野菜たっぷりのおもてなし料理、ねりこみが完成しました。

「昔のばっちゃだち、そしてやってたんですよ」と高森さん
ねりこみが完成しました