温泉成分は“濃い温泉”の約6倍!古代の海水が30万年の時を経て湧く

今回は温泉ソムリエおすすめの珍しい温泉へ。【鯵ヶ沢温泉 水軍の宿】は、江戸から明治にかけて北前船の寄港地として栄えた当時の鰺ヶ沢を思わせる情緒あふれる温泉宿。

隣の建物では、宿泊者以外も温泉を楽しむことができます。

それでは、レッツ入浴~!
タマ伸也さん
「いい感じ~めっちゃいいじゃん!いい所を知ってるね~かまり(=津軽弁で“香り”)もいいね~」
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「外観もかまりも素敵な温泉です」

【入浴料】
大人 480円
中人 170円
小人 80円
まずは、『熱湯』からいただきます。温度は約44℃。
タマ伸也さん
「(湯船の)深さは正座してちょうどいいね」

さて、港町ならではの珍しい温泉とは一体?
タマ伸也さん
「なんかさ、肌がちょっと“ピリピリ”する気がするんだけど」
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「そうかもしれないです。ここはですね、他の温泉とは違って(源泉が)ほぼ海みたいな感じなんです」

タマ伸也さん
「海!?鰺ヶ沢はすぐそこが海だもんね」
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「水軍の宿は、“化石海水温泉”とPRしていまして、太古の昔の海水などが地中深くで温泉に変わっていま湧き出ているのがこの“化石海水温泉”なんです。非常に塩分が濃い温泉ですね」
水軍の宿によると、“化石海水温泉”は古代の海水が湧き上がった天然温泉のこと。地中に閉じ込められた海水が30万年の時を経て温泉となり、塩分濃度が高く、保温と保湿に優れ、湯冷めしにくい特徴があるのだそうです。
【泉質】ナトリウム・塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)
【効能】神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩など

タマ伸也さん
「普段かゆくない部分がかゆい。(口に入ると)しょっぺぇ!これ海だわ」
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「そうなんですよ。温泉って必ず成分表が脱衣所などに貼ってあると思うんですけど、一般的に1リットルの中に成分が5グラム入っていれば“濃い温泉”と言えるんですけど、ここは“29グラム”入っていて本当の『熱の湯』って感じなので、油断してずっと入っているとのぼせてしまうこともある」
タマ伸也さん
「えー!!6倍!?」


入浴をする際には決して無理をせず!ということで、一度出て約42℃の『ぬる湯』で休憩しました。

そしてこのあとは、露天風呂へ。















