パリオリンピック™の近代五種「銀メダリスト」で青森市出身の佐藤大宗選手が『市民栄誉賞』を受賞し、式の中で母校の子どもたちに困難を乗り越えてきた経験を語りました。乗り越えることができたその秘訣は『だし巻き卵』だそうです。

パリオリンピック近代五種で、日本人初の銀メダルを獲得した青森市出身の佐藤大宗選手は、母校の新城小学校で、市民栄誉賞の授与式に出席しました。

市民栄誉賞はこれまで、冒険家の三浦雄一郎さんや卓球の福原愛さんら、各分野で功績を残した市にゆかりのある人に贈られていて、佐藤選手で12人目です。

式の中では、子どもたちからどのようにして困難を乗り越えることができたか質問があり、佐藤選手はその秘訣を明かしました。

児童からの質問
「(練習や試合で)もうだめだと諦めそうになることがあったと思いますが、その時はどのように乗り越えましたか」

パリ五輪 近代五種『銀メダリスト』佐藤大宗選手
「私は妻が作る『だし巻き卵』が大好きなので、きょうこれをがんばったら夜ごはんでおいしいだし巻き卵が食べられると、そのように楽しいことを思い出して試合や練習を乗り越えて来ました」

「なんでも前向きに取り組むことによって、それが癖となって挫けない精神が強化されると思う」

また、佐藤選手は応援に対する感謝の気持ちを込めて、市にはオリンピックを記念して作られた皿を。母校には、直筆サイン入りのポスターを贈りました。

パリ五輪 近代五種『銀メダリスト』佐藤大宗選手
「すばらしい賞を母校で授与されたことに心から感謝しかない。(児童から)パワーをいただいて、これから練習をがんばれると思った」

佐藤選手は後輩たちからさらなる後押しを受け、練習に取り組む気持ちを新たにした様子でした。