「歯ブラシでめたくそに刺した」生々しい事件当時の様子…

生々しい事件当時の様子が語られていく…。
3月12日の深夜。15分~30分に1回の各病室の見回りなど普段と変わらない夜勤の仕事をしていた看護師たち。妙な物音を耳にしたことで、すぐさま各病室を見て回ると、ある一室が悲惨な事件現場となっていた。
ベッドの上で顔面血だらけとなっていた被害者の男性。シーツや枕も血に濡れ、そんななかで自分のベッドに座っていたのが佐々木被告だったという。
男性を助けなければいけない。必死に止血などの応急処置の対応をとる看護師。それでも血はなかなか止まらない。「殴られた?」「痛い?」という問いかけに小さく「うん」と被害者男性は言うだけだったという。

とっさに看護師は佐々木被告にも問いかけていた。
「なんでこうなったの」
すると佐々木被告は答えた―。
「歯ブラシでめたくそに刺した」
現場で見つかった緑色の歯ブラシの柄の部分は、血で真っ赤になっていたという。