58歳の男が犯した「殺人の罪」

住居不定・無職の佐々木人志被告(58)。男は、2023年3月、青森県八戸市の「みちのく記念病院」で、同じ病室に入院していた当時73歳の男性の首を両手で押さえつけ、電気シェーバーの刃で首の脈を切ろうとしたほか、最終的には歯ブラシの柄の部分を男性のまぶた付近に突き刺して殺害したとされている。

検察官の冒頭陳述のなかで、男は両足が不自由だということや、病院生活に嫌気がさしており、すぐにでも病院から出たいと思い複数回にわたり現金・衣服・時計・食べ物…など窃盗を繰り返していたこと。

窃盗ではダメで、人を殺せば警察に通報されて逮捕されるだろうと思っていたことなどが語られた。