収穫期を迎えているサクランボの盗難を防ごうと、青森県南部町では19日から町の防犯協会によるパトロールが始まります。

南部町のサクランボの盗難防止パトロールは、三戸警察署や町の防犯協会などがサクランボ狩りシーズンを迎えるこの時期に毎年行なっています。

18日に行われた出動式では、警察や町の防犯協会、それに観光農園の関係者たち約40人が参加しました。

参加者たちは、このあと町内の農園に向かい、盗難防止を呼び掛けるのぼりを設置しました。

三戸警察署によりますと2023年に被害は確認されていませんが、盗難についての相談は3件寄せられていたということです。

三戸警察署 高橋徹署長
「農家の方が精魂込めて作られた果物を盗んでいくということは、言語道断であるということで、署員一丸となってパトロールに従事したいと思っています。犯罪者が気にしているのは周囲の目ですので、隣近所の農園の方と連携して、不審者がいたら警察に連絡していただければ」

防犯協会は町内10か所にのぼりを設置し、19日から収穫シーズンが終わるまでパトロールが続けられます。