下北地域広域行政事務組合は、青森県むつ市の大湊消防署の救急車に積んでいた劇薬に指定されている救急用薬剤「アドレナリン」1本を紛失したと発表しました。

下北地域広域行政事務組合によりますと、20日午前、大湊消防署の救急隊員が救急車に積んでいた救急用薬剤の「アドレナリン」1本がないことに気が付いたということです。

アドレナリンは劇薬に指定されていて、心肺が停止した患者に使われる無色透明の液体で、飲んだり触ったりしても人体に大きな影響はないものの、血管に直接投与した場合は、急激な血圧上昇などが起こる可能性があるということです。

事務組合は、警察に紛失を届け出るとともに「ご心配をおかけし、深くお詫びします。今後は薬剤の取り扱いや管理体制を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしています。