「(売上は)2割くらい減るのではないかな…」

青森定期自動車 齋藤武男代表取締役
「(売上は)2割くらい減るのではないかな。大きいです。だからといって、料金が2割上がるとかそういうわけにはいかないです」

青森定期自動車は、果物や野菜などを関東・関西へ長距離輸送することが主力事業で、すでに2024年問題を見据え、様々な対策を打っていました。

一番大きいのは、荷物を積み込む時の体制の変更です。

青森定期自動車の積み込み担当者は
「積み込みの時間だけで約5時間くらいかかる。(きょうは)私は積み込みだけ。もう少ししたらこのトラックで東京まで運送するドライバーと私が交代する」

新たな残業の規制では、1日の最大の拘束時間は15時間と定められていますが、県内から東京へリンゴを輸送した時、荷物の積み下ろしと輸送であわせて20時間ほどかかり、上限を超えてしまいます。

このため、青森定期自動車は従来であれば運転手が1人で行っていた荷物の積み込みと運転を、役割分担して2人で担当するようにしました。その分の人件費などコストは増加していますが、荷主との運賃の交渉は十分に進んでいません…。