加藤智大死刑囚は、高校を卒業するまで青森市内で過ごしました。学生時代はどういう人物だったのでしょうか。

青森市内の中学校の卒業式。晴れやかな面持ちで卒業証書を受け取る加藤死刑囚の姿が映っています。中学時代は、テニス部で汗を流し、短距離走が得意な少年でした。しかし、一方で「かっとなりやすい面があった」と同級生は証言します。


※小中学校の同級生は
「まじめで目立たない。いきなりキレたりすることが。イスを投げようとしたり…」

中学の卒業アルバムにはキレたときの加藤死刑囚の似顔絵が。

※中学の同級生は
「自分をバカにされたりすると、プライドが高いからかすぐ怒ったり。激高するかのように声を荒げたり」

中学時代はクラスでトップの成績。青森市内で最も偏差値の高い高校に進学します。

※高校当時の学年の副主任は
「印象薄い。目立たない普通の生徒。トラブルや問題行動はない」

高校を卒業後、岐阜県にある自動車専門の短期大学に進んだ加藤死刑囚。中学校の卒業文集には「好きなものは車」と英語で記していました。


※中学の同級生は
「ゲームセンターとかで車のゲーム見ると、うんちくというか細かい説明を一方的にしてた」加藤死刑囚は、静岡県内の自動車部品工場で、好きな車に関わる仕事についていました。彼を凶行に駆り立てたものは一体なんだったのでしょうか。


※中学の同級生は
Q事件を起こして「彼ならありえるかもしれない」Qどういう所から?「すぐキレたりする所とか、感情をすぐ行動に出してしまう所とかこういう結果は彼の性格だと」

小学校のアルバムの文集には思い出を綴ったあとにこう締めくくってありました。「もっといろんなことをしとけばよかった。後悔先にたたず…」