パレスチナ自治区・ガザに侵攻を続けるイスラエルのネタニヤフ首相は、多くの市民が避難する南部ラファでの地上作戦について、民間人の退避後に行う意向を示しました。
ネタニヤフ首相は14日、自身のSNSを更新し、「我々は完全な勝利まで戦う。そのためには、ラファでの強力な作戦も含まれる」などと投稿。南部ラファで地上作戦を行うことを改めて強調しました。
また、作戦は「民間人が戦闘地域から退避できるようになってから行う」としていて、地上作戦の開始前に民間人を避難させる意向を示しています。
イスラエル首相府は9日、ネタニヤフ氏がイスラエル軍と治安当局に対し、民間人の避難の計画を提出するよう指示したと発表していましたが、アメリカCNNテレビによりますと、現時点で避難計画は策定されていないということです。
こうした中、ロイター通信は、エジプト・カイロで13日に開かれたアメリカ、イスラエル、カタール、エジプトの4か国の情報機関高官による一時停戦と人質解放に向けた協議について、進展なく終了した、などと報じました。
アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は、当局者レベルによる協議はさらに3日間続くと伝えていて、イスラム組織「ハマス」の人質解放と引き換えに、イスラエル側が収監しているパレスチナ人を何人釈放するかで、意見の相違があるということです。
また、イスラエルとハマスの交渉をめぐり、パレスチナ自治政府のアッバス議長はハマスに対し、速やかに合意するよう求める声明を出しました。
自治政府の通信社が伝えたもので、アッバス議長は「何千人もの犠牲者をもたらすイスラエル軍によるラファへの攻撃を避けるためだ」などとしています。
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