宮城県石巻市のイチゴ農家の男性が、ある特技で、周囲の人たちを驚かせています。「みんなを笑顔に」をモットーに、二刀流の活動を続ける男性を取材しました。
イチゴ農家のもう一つの顔
真っ赤に実った大きなイチゴ。石巻市の農家、渡邊一弘さん(35)です。およそ1万本の苗が植えられたハウスで、収穫の時期を迎えた「とちおとめ」を摘み取ります。
イチゴ農家 渡邊一弘さん:
「今の時期、大きいですかね、こんな感じで。ハウスの中は晴れの日が続くとイチゴも甘くなるので今年はかなり良い出来です」

渡邊さん、両親が営むイチゴ農家の後継ぎですが、ふだんの姿からは想像ができない別の顔も持っていました。
実は渡邊さん、プロのマジシャンとしても活動をしているのです。

着物を身につけたこの日のステージ。風船を飲み込んだりする不思議なマジックを連発し、会場を湧かせます。

観客:
「とても楽しく見ました。農家の人がマジックをするのは大したもんだなと」
渡邊一弘さん:
「ずっと静かだった人が、(マジックで)笑顔になって笑ってくれるところを見るとやっていて良かったなと思う」