14日は「バレンタインデー」です。新潟市 中央区で警察と専門学校生が「ギリ」チョコを配りました。「義理」ではなく「ギリ」です。

新潟市 中央区の古町通りで配られていたのは、バレンタインのチョコレート。パティシエの卵、にいがた製菓・調理専門学校えぷろんの学生が作りました。

このチョコ、「本命」チョコではなく「ギリ」チョコです。

【呼びかけ】「特殊詐欺防止で配っていますよろしければどうぞ」

新潟中央署管内では去年特殊詐欺の被害額が激増。6件で3000万円余りが騙し取られ被害総額はおよそ30倍となりました。
6件のうち4件は高齢者が被害に…。

また、去年は交通事故の死者はいませんでしたが、先月高齢者1人が亡くなりました。

どちらの被害も危険水域『ギリギリ』だとして『義理』チョコとかけて高齢者に注意を呼び掛けたのです。

【チョコを受け取った人は】「(チョコを)もらえる年ではないのでびっくりしました。特殊詐欺のことも気になっているので騙されないようにします。

【にいがた製菓・調理専門学校 えぷろん 前田大輝さん(20)】「特殊詐欺は怖いのでチョコレートを食べた時に義理チョコとして思い出してギリギリ詐欺に引っかからないようにして欲しいと思います」

【新潟中央署 左京秀明 署長】「みなさん、特殊詐欺に気を付けてください!」
用意された300個の義理チョコは1時間もたたないうちに全て配られたということです。