石垣市白保の伝統芸能である獅子舞を保存継承する団体が、結成50年を記念して式典を開き、半世紀の節目を祝いました。
白保の獅子舞はおよそ300年の歴史があり、獅子頭や演舞の型を継承し保存していこうと1973年に白保獅子保存会が結成されました。
獅子舞は毎年、旧盆期間中に集落の家々を回って演じられる他、イベントなどへも参加しています。
この日は白保公民館におよそ200人が出席して式典が開かれ、現在の保存会会長を務める赤嶺幸一さんが、「伝統行事を通して小中学生への指導など青少年の健全育成に関わり、伝統と歴史ある獅子舞文化を発展させることができた」と感謝を述べました。
このあと、保存会の発展に寄与した人たちへ感謝状が贈呈されたほか、初代会長による挨拶などが行われました。

式典の後は祝賀会が開かれ、若い会員による獅子舞が会場狭しと演じられた他、子供達や婦人会などの余興も披露され、最後には全員で万歳を三唱し50周年を祝いました。