「若い人たちが、進むか、進まないか(判断できる)実力をつけてください」

“最後までいくつもりはない”と話す一方で、北海道知事とはこんなやりとりも…

北海道 鈴木直道 知事(2020年9月)
「学校に入ろうとするときに、中退を前提として奨学金を出すというのもなかなか…」

寿都町 片岡春雄 町長
「極力、中退にならないように…」

北海道 鈴木直道 知事
「ここ(最終処分場)までいっちゃうということですか?」

寿都町 片岡春雄 町長
私はそこ(最終処分場)まで行くべきだと思っていますよ、個人的には。ただそこまでいって、私はその時には死んでますよ、たぶん。だから今の若い人たちが責任持って、そこで進むか、進まないか、(判断できる)実力をつけてください」

「文献調査」に応募したのは、寿都町だけではありません。
泊原発が隣接する、北海道・神恵内村も応募。

それから3年3か月あまり。
13日、文献調査の報告書案が公表されました。

寿都町では、町内の全域と、海岸線から15キロ以内の海底下が。

神恵内村では、村の南端と、海岸線から15キロ以内の海底下が、次の「概要調査」の候補としています。

国は、知事や地元自治体が反対した場合、次の「概要調査」に進まないとしていますが…

北海道 鈴木直道 知事(2023年12月)
文献調査から概要調査に移行する場合は、反対の意見を申し述べる考えです、と繰り返し述べていますので、その点は変わりありません」

寿都町民
「国のやることだから仕方ないんじゃないの。ここの町長さんだって賛成だからね」

寿都町民
「(報告書案は)乱暴ですね。過小評価して、乱暴に結論づけているなっていう思いではあります」

報告書案に懸念を示す専門家も…

北海道大学大学院 小野有五 名誉教授
寿都町も、神恵内村も、北海道の中では、一番活断層が集中している場所。本来、地層処分みたいなことはやってはいけない場所なわけです。ですから、そういうところが手を挙げるってこと自体が、非常に間違いであると思っています」

片岡町長は「現時点でコメントすることはありません」としています。