魚の鮮度を保ち価値を高めるための「活締め」技術の認定証授与式が13日、山口県萩市でありました。



活締め技術の認定を受けたのは、漁師や仲買人ら合わせて6人で、県内で初めてです。

県漁協萩統括支店の長岡利憲・運営委員長から認定証が手渡されました。

活締めは、血抜きのほか脳や神経を壊す処理をすることで、魚のうまみを保つ技術です。



東京など遠くの市場に出荷すると消費者に届くまで何日もかかりますが、この技術を使うことでおいしい魚が届けられるということです。

認定証を受けるため、6人は活締めした魚を東京の豊洲市場に送り、せり人など専門家による審査に合格しました。

(認定を受けた)山口はぎ・あまだい連合会 小田諒一 会長
「萩が日本一の漁獲量を誇っているので、萩のアマダイが日本一だというのをPRしていきたいと思います」

(認定をうけた)一本釣り漁 和田卓二さん
「いい魚を消費者に提供できればリピートしてもらえるので、一生懸命やる価値はあると思います」

活締めされた魚と分かるようにラベルも作成されました。



県飲食業生活衛生同業組合萩支部 河村剛太郎 支部長
「今までこういう処理をされた魚を見ても分からなかったんですが、このたびシールを貼って可視化できるということで、私たちも求めやすくなったので非常にいい取り組みですね」

今年の夏と冬には、2回目の認定審査を行う予定です。