全国から集まった修行僧が、冷たい水を体にかけ心身を清める=水行(すいぎょう)を高知市の寺で行いました。

寺から続々と出てきた11人の修行僧たち。高知市の要法寺(ようほうじ)では毎年2月13日に全国の修行僧を集めて水行を行っています。茨城や福岡など全国の寺から訪れた修行僧たちは、千葉の法華経寺(ほけきょうじ)で100日間の修業を終えたばかり。早速、桶を使って冷たい水を繰り返し浴びていきました。

この後、修行僧たちは寺にやってきた地域の園児に祈祷を行い、子どもたちの健やかな成長を願いました。

(水行をした修行僧)
「気持ちよく(水を)被らせてもらった。世界情勢がウクライナやイスラエル、1月1日に起こった能登半島の大地震、世界中の平和の意味を込めて水行をさせてもらった」

(参拝者)
「大変な修業だったと思います。清らかな気持ちになり、ありがたかったです」

朝は平年並みの冷え込みとなったものの、日中は気温が上がり、暖かくなった高知市。境内にはお経を唱える修行僧たちの声が響き渡っていました。