フィギュアスケートで、オリンピック2連覇を果たした羽生結弦選手が19日、記者会見し、競技から退き、プロに転向する決意を語りました。

時には羽生選手に声援を送り、時にはその活躍に励まされてきた、街の人の声です。

「いたしかたない。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。感謝の気持ちですね」

「常に挑戦をして、高みを目指していくような人なので、その活躍が見られなくなるのは少し悲しい。地元の選手として応援していた。寂しい気持ちはあるけど、十分頑張ったと思う」

「でもショックですね。誇りだったので」

「震災もあったので、思いを持って競技に臨んでいてくれたので、そういったところが宮城、東北の人の心に刺さったと思う」

「仙台が地元だと思うので、アイスショーとかやってくれたらうれしい」
Q.開催されたら見に行く?
「もちろん」


羽生選手が通っていた富谷市の鷹乃杜幼稚園では、職員らが会見に耳を傾けました。

鷹乃杜幼稚園・渋谷和邦園長:
「本当によく頑張ってくれた。彼は偉大なアスリートである以前に、すばらしい人間だと思います。我々すべての日本人に心を打つ言葉を持っている」



また、東北福祉大出身で、羽生選手と共にソチ五輪にも出場した鈴木明子さんは、会見を受け、「稀代の天才スケーター。生まれながらの才能とたゆまの努力で、世界に感動を届けてくれました。現役生活は卒業ですが、新しいことに挑戦し、常に進化する姿を今から楽しみにしています」と、コメントしています。