文豪にも愛された東京の老舗ホテル「山の上ホテル」が、きのうの営業を最後に休業に入り、多くのファンが別れを惜しみました。

「一回は自分でも来てみたい、泊まってみたいというのがずっとあった。結構寂しいですよね、本当に」
「自分にとってすごく大切な場所がしばらくの間会えなくなると思うとすごく寂しい」

東京・千代田区、JR御茶ノ水駅近くの高台にある「山の上ホテル」。川端康成や三島由紀夫など、名だたる文豪がここで執筆活動を行ったことでも知られています。

創業70年を迎え、建物の老朽化に伴い、きのうの営業を最後に全館で休業に入りました。

山の上ホテル 社長 
「またみなさんと会える日を楽しみにしてます」

営業を再開するかは決まっていないということですが、支配人は「再開したとすれば、また山の上ホテルらしいおもてなしを提供したい」と話しています。