本の要約サービスも 利用者は20代~40代が中心
良原キャスター:
さらにタイパに関しては、注目のサービスも登場しています。本の要約サービス「flier」(フライヤー)です。

会員登録者数は累計113万人で、ビジネス書などを1冊10分に要約してくれます。月額2200円で、3500冊を超えるビジネス書などが読み放題です。オーディオブックもあるということ。
担当者の方によると20代~40代を中心に、実際に本を手に取る前段階、試し読みとして利用する方もいらっしゃるということでした。
ホランキャスター:
斎藤さんは本も書かれますし、どうですか?こういうふうにご自身の本を…。

東京大学 准教授 斎藤幸平さん:
悲しいよね。何年もかけて書いた本が、10分で読まれてしまったら…。
ホランキャスター:
言葉を失いましたね、途中で。
良原キャスター:
では皆さん、タイパで生まれた新たな時間を何に使っているのでしょうか?

▼1位は睡眠で54.4%。次いで▼動画視聴で40.1%。さらに▼家族とのコミュニケーションに使うという方も33.1%いらっしゃいました。
日比キャスター:
カラオケもサビだけと聞きましたけども、やっぱり前奏を聴くっていうところもあるじゃないですか。イントロを聴きたい、イントロとかAメロに入る前の歌詞を聴きたいみたいなことは、古い考えなんですかね?

東京大学 准教授 斎藤幸平さん:
本来そういうカラオケとかも含めて、娯楽のために私たちは効率を求めているはずなのに、ついには動画を見るとかカラオケとか、娯楽のなかにまでタイパを求め始めたら、人生の意味はどんどん薄くなっていく気がします。
恋愛とか子育てとか民主主義とかって、タイパが悪いことがいっぱいあるので、そういうものを楽しんだりする力を育てる必要もあると思いました。
ホランキャスター:
育てたいと思います。














