リハビリのサポートなどを行う理学療法士の今後について考えてもらおうと、高知市で講演会が開かれました。
「これから50年の理学療法士の展望」と題して行われた講演会。高知県理学療法士協会の創立50周年を記念して行われ、講師として日本理学療法士協会の斉藤秀之(さいとう・ひでゆき)会長が登壇しました。
斉藤会長は理学療法士がいる地域といない地域の格差が生まれていることが課題となっているとしたうえで、理学療法士がいない地域で高齢者のリハビリをサポートする人材を養成する事業が行われていることなどを紹介しました。
高知県内では、四万十町でこの事業を導入していて、養成した地域に根ざした人材が災害時にも役立つとされています。
▼日本理学療法士協会 斉藤秀之会長
「(震災支援は)ニーズの方が圧倒的に多くて支援が足りない避難所や家で頑張っている人たちのところに行って体操指導すればわざわざ全国から行かなくても理学療法ができる」
▼高知県理学療法士協会 大畑剛会長
「現場の先生方がどれだけ活動していたか直に話を伺うことができたさらに安心してわれわれの仕事を進めていける治療行為・技術を高めて目の前の患者や利用者と対面していくことが重要」














