能登半島地震の影響は観光業界にも色濃く残っています。石川県七尾市の和倉温泉では、全ての旅館が3連休中も休業を余儀なくされました。
記者(きのう)
「青空に恵まれた3連休2日目の和倉温泉です。普段ならば多くの観光客で賑わうこちらの温泉街ですが、現在は閑散としてしまっています」
和倉温泉では先月、源泉のくみ上げができるようになったものの、断水に加え、お湯を引く配管や建物の損傷が大きく、22ある全ての施設でこの3連休も宿泊客の受け入れができませんでした。
ゆけむりの宿 美湾荘 白髭哲 企画販売部長
「ここは引っ付いていたんです。もともと。(継ぎ目が)裂けることで倒壊を防ぐ役目があるので、設計どおりといえば設計どおり」
壁がごっそりと崩れ落ちた客室。そしてテーブルには、宿泊客が残していったとみられる缶ビールが今も。館内の至るところに爪痕が残ったままです。
3連休に加え、中国の旧正月「春節」の真っ只中。本来ならば書き入れ時だっただけに、旅館関係者は無念さを打ち明けます。
ゆけむりの宿 美湾荘 白髭哲 企画販売部長
「業界の中ではものすごくカレンダーの良い2月だった。連休が2回あって、しかも翌月には北陸新幹線延伸のビッグニュースが控え、大変期待の高い2月を予想していた」
地元の旅館協同組合によると、1月と2月のキャンセルは7700人分、損失はおよそ20億円に上るということです。
こちらの旅館では現在、被災地で復旧工事にあたる人たちに素泊まりで部屋を貸し出していますが、観光客を受け入れるめどは立っていません。
来月には北陸新幹線の福井県への延伸も控える中、白髭さんはこんな時だからこそ、北陸の観光地に足を運んでほしいと話します。
ゆけむりの宿 美湾荘 白髭哲 企画販売部長
「北陸すべてが被災地になるわけではなく、能登以外の観光地へ通常どおりに客が入ってもらうことが我々の励みにもなる」
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