2月も中旬に入り、サトウキビの収穫の最盛期を迎えている宮古島では、高校球児たちがグラブを鎌に持ち替えて収穫作業に奮闘しました。

宮古島市のサトウキビ畑で収穫に汗を流したのは、宮古高校野球部の1・2年生17人です。

この畑では、農家の友利雅之さんが毎年この時期に収穫を行っていますが、ことしは人手の確保ができず、知り合いを通じて野球部の子どもたちに手伝ってもらうことになりました。
ほとんどがキビ刈り未経験という部員たちですが、道具の使い方などを教わりながら自分の背より高く成長したサトウキビを刈り取ったり、葉っぱを取り除いたりする作業に汗を流していました。
宮古高校野球部の部員
「野球と一緒でメンタルが鍛えられます」
「もうそろそろゴールは近いんですけど、見渡してみるとまだ残っている。だからまだ侮れない感じです」
頼もしい助っ人たちの奮闘により、3時間ほどで10トントラック1台分のサトウキビが収穫されました。

島から初の甲子園出場を目指して日々練習に励む部員たちですが、この日は農作業に全力を投じ、サトウキビの収穫作業を通して地域の基幹産業へ理解を深めている様子でした。