アーティストの京森康平さんと能楽師の橋本忠樹さんのコラボによる、1日限りの特別な演舞が披露されました。
愛媛県松山市にある道後温泉の旅館、大和屋本店の能舞台に11日登場したのは、内子出身のアーティスト・京森康平さんと、重要無形文化財保持者でもある能楽師の橋本忠樹さんです。
橋本忠樹さん
「この能舞台に京森さんの絵が飾られまして、新しい空間の能舞台の中で私が能を舞わせていただく」
京森康平さん
「こんなコラボレーションがあるんだと思ってすごく嬉しかった」
このイベントは「道後アート」の一環として開かれたもので、京森さんの作品が置かれた舞台の上で橋本さんが能を披露するというこの日限りの特別な共演です。
披露されたのは能・仕舞『胡蝶』。
春先の都を訪れた僧侶が美しい梅の花を見つけ眺めていると、自分は蝶であると話す女性と出会う物語です。
舞台中央に据えられた京森さんの作品には、梅や空を舞う蝶が描かれていて、物語の世界観に彩りを添えていました。
観客
「素晴らしかったと思う。能を見る機会もなかなか無いので特に現代アーティストとのコラボレーションというのがすごく良かった」
「異色のものな感じがするのに、お能とのコラボレーションですごくマッチしていたので驚いた」
イベントの最後には、能のお面や衣装を身に着けられるワークショップも行われ、参加者は間近で文化や芸術に触れていました。
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