ワークショップ「ジェンダーもやもや発見カード」

さらにこの日は、相談室の開催に合わせて、ワークショップも開かれました。「ジェンダーもやもや発見カード」というゲーム感覚のワークショップです。このカードは、川崎市の市民団体「ジェンクロス・カワサキ」と川崎市男女共同参画センターが協働で作りました。 例えば「結婚いつなの?」「子どもはいつ?」など、言われたらもやっとする言葉が、「ジェンダーもや虫」という虫のイラストと共に描かれていて、引いたカードの言葉について、参加者同士で実体験や考え方を語ります。最後には、ワークショップを通じて考えたことについて一人一句、川柳を発表しました。参加者の一人、「なにかし堂」の常連の中学三年生の女の子が考えた川柳です。

参加者の中学三年生の女の子
「「意外だねと 言われたことはない 気にしない 」です。私はズボンを履くことが多く、意外だねとか言われることが多いので、あんまり気にしたことはなかったけど、気にする人がもしもいたら、気にしなければいいんだよって思いました」
この女の子は「意外だね」というカードをひいて、女なのにズボンを履くなんて意外だね、といわれた経験からこのような川柳を発表しました。「自分のセクシュアリティに関して、性的嗜好や性自認、その表現も含めて自由に決められる」という考えもSRHRに含まれています。
このように、性にまつわる様々なサポートの場として期待される「ユースフレンドリーファーマシー」。今後の広がりについて、代表の鈴木さんに聞きました。
「一般社団法人SRHR pharmacy PROject」代表で薬剤師の鈴木怜那さん
「学校区内に1個、ユースにやさしい薬局をどんどんと広げていければいいなと思っております。まだまだ下地段階です。私が考えているスパンだと、自分が死ぬ前でそういうことができるように。SRHRが広まって、その中でどんどんとそういったことを進めていくっていうのが大事だと思うので、まだまだ種まき状態ですので、みなさんの地域に行くのはまだもうちょっと先かもしれないですね」
SRHRを広める活動はまだまだ道半ばだと話す鈴木さんでしたが、今回のように地元の若者が気軽に立ち寄る場所で、自然と性の知識に触れられることがユースフレンドリーファーマシーを広げるための大きな一歩だと感じました。
(TBSラジオ「人権TODAY」担当・久保絵理紗 (TBSラジオキャスター)














