琉球王国時代、中国の冊封使(さっぽうし)に披露されていた「からくり花火」が、今月15日に浦添市の国立劇場おきなわで再現されます。

「からくり花火」は、今からおよそ160年前の琉球王国時代、首里城で中国の冊封使をもてなす際に組踊とともに披露されていました。


その技術は長く途絶えていましたが、国立劇場おきなわでは、2019年の組踊上演300周年の記念事業の一環で、これまでに5つあるうちの4つのからくり花火を再現しました。

今回披露される5つめの花火「玉火(たまび)」は、点火すると灯篭から宝物が飛び出す仕掛けでもっとも華やかな花火とされています。


組踊道具・衣裳製作修理保持者 仕掛け担当・金城裕幸さん
「今回のが1番難しそうだったので、これは最後にやろうと最初で決めてあった。みなさんも一緒にドキドキしながら観て欲しいですね」

最後の5つめとなるからくり花火は、今月15日、浦添市の国立劇場おきなわで披露されます。