野球に取り組む小中学生に、けがをすることなく競技を楽しんでもらおうと、11日、高知県の大学病院で、本格的な“メディカルチェック”が行われました。

メディカルチェックは、高知大学医学部附属病院整形外科が主催し、高知県軟式野球連盟に加盟するチームの小中学生およそ80人が参加しました。

11日は、医師や理学療法士らがボランティアで参加。座学での講義に加え、理学療法士が運動能力や柔軟性を測定し、エコー検査で肘の内部に異常がないかどうかを確認しました。

病院によりますと、体が成長した高校生のけがは「靭帯の損傷」が多く、成長過程の小学生のけがは「軟骨の損傷」が多いということです。もし、違和感や異常がある場合、これらを「早期に発見・治療し再発させないことが重要」だといいます。

■エコー検査
医師「ここ、痛いね?」
小学生「うん」

■小学5年生
「自分の体の硬いところがわかったり、肘に異常があることがわかったりしました」

■小学5年生
「体が硬いので『お風呂あがりにストレッチをした方が良い』ということを教えられました」

病院では、今回異常が見つかった小中学生に、それぞれに合った治療法や自宅近くの病院を紹介したほか、測定で集めたデータは今後の研究に活用するということです。















