■国際交流試合「クロスボーダーラグビー2024」クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 30-35 ギャラガー・チーフス(10日、東京・秩父宮ラグビー場)
ラグビーの国際交流試合が行われ、クボタスピアーズ船橋・東京ベイが、ニュージーランドのギャラガー・チーフスに4トライを奪う善戦を見せたが、相手に5トライを許し、30ー35で敗れた。
昨季のリーグワン4強と南半球で最高峰のリーグと名高いスーパーラグビーのニュージーランド2チームが参戦する初の国際交流試合「ザ・クロスボーダー・ラグビー2024」。
昨季のリーグワン王者、東京ベイとスーパーラグビーで準優勝したチーフスとの一戦は前半8分、クボタが相手の反則で得たペナルティキックを決め、3-0と先制する。
その7分後、チーフスがスーパーラグビー準優勝の片鱗を見せる。怒涛の連続攻撃で東京ベイゴールに迫り、ボールを右に左に回してトライを狙うが、クボタもFW陣を中心に必死のディフェンス。ゴールライン5m付近の攻防は、攻撃を切ることのないチーフスが12度目の攻撃で、ついにトライを奪う。ゴールも決まって7-3と逆転する。
一方、東京ベイも昨季リーグワン王者の意地を見せる。チーフス陣内に攻め込むと、SO岸岡智樹(26)が大外にロングパス。これを受けたWTB根塚洸雅(25)がトライを決め8-7と逆転に成功する。しかし、その後チーフスに2つのトライを奪われ、8-19で折り返す。
後半に入ると東京ベイは、トライとペナルティゴールでチーフスを追いかける。さらに大学王者の帝京から入った江良颯(22)もモールをコントロールして自ら突進。才田智(30)のトライに繋げるなど、大器の片鱗を見せた。
さらに後半残り5分の場面でも東京ベイはボールを繋ぎ、最後は山崎洋之(25)が飛び込みトライを奪い、30-35と5点差に迫る。しかし、昨季リーグワン王者の意地もここまで。最後まで逆転を目指した東京ベイだったが、あと一つトライを奪うことはできず、そのまま試合は終了。チーフスの前に屈した。
【クロスボーダーラグビー2024結果一覧】
第1戦 2月3日 東京SG 7-43 ブルーズ@東京・秩父宮
第2戦 2月4日 埼玉WK 38-14 チーフス@埼玉・熊谷
第3戦 2月10日 横浜E 22-57 ブルーズ@神奈川・ニッパツ
第4戦 2月10日 S東京ベイ 30-35 チーフス@東京・秩父宮














