10日から高知県立牧野植物園で毎年恒例の「ラン展」が始まります。18回目となる今年のテーマは「ランと恋して」。ランを五感で感じられる展覧会となっています。

10日から高知市の県立牧野植物園で始まるのは「第18回ラン展 ランと恋して~ようこそ!魅惑のランワールドへ~」です。今回の展覧会では世界中に咲く100種類以上のラン2000株以上が温室に集められています。

例年ランの「形」や「香り」など特徴の1つをピックアップすることが多い「ラン展」。今年はラン科の植物の多様性を存分に楽しんでもらおうと「香り」「色」「形」の3つに焦点を当てました。

こちらのランは花びらの中がサルの顔のように見えることから「モンキーオーキッド」の愛称が付けられています。

濃い青が目を引く「ファレノプシス・ブルー・ジーン」は本来、青の色素を持たないコチョウランが品種改良で青に染まっています。

また、牧野富太郎博士にまつわる展示もあり博士が書いた植物図と実際の植物を見比べる体験なども楽しめます。

(県立牧野植物園 濵田妙子 技師)
「まずは五感を使って匂いを嗅いだり、目で楽しんだりシンプルにランの魅力を知ってもらいたい」

「ラン展」は10日から3月3日まで高知市の県立牧野植物園で開かれています。