新潟県の花角知事が原子力規制庁の長官と面会し、柏崎刈羽原発の事実上の運転禁止命令の解除について直接説明を受けました。知事は納得したのでしょうか。

東京の原子力規制庁を訪れた花角知事。対応するのは規制庁の片山啓 長官です。

【花角知事】「原子力事業性として的確に運営する技術的能力があるのかについて再評価をしてもらいたいという要望に令和3年4月にお邪魔した」柏崎刈羽原発でのテロ対策の不備で事実上の運転禁止命令を受けた東京電力に対し、花角知事は「的確に運営する技術的能力があるのか疑問を感じさせる状況」として規制庁に対し能力を再評価するよう求めていました。

原子力規制委員会は追加の検査を行い、去年12月に運転禁止命令を解除。東電の事業者としての適格性もあると再び判断していて、その理由を説明しました。

【原子力規制庁 片山啓 長官】「かなり赤裸々に社長として自社の弱みはどこかと認識していた。今後の取り組みや継続的な改善に取り組む意思を確認できた

説明を聞いた花角知事は…
【花角知事】「真剣に取り組まれたことは評価したい。それが東電に対する信頼につながるかどうかはもう少しこれからの状況を見ないと分からないと思う」

花角知事はこのように述べ、東電の適格性について県の技術委員会でも確認していきたいとしました。