福祉避難所の課題解決を提案した生徒の声が形になり、車いすや担架が浦添市の児童センターに設置されました。

浦添市伊祖にある浦城っ子児童センターは、万が一の災害時に高齢者や身体障がい者などが避難する「福祉避難所」に指定されていますが、これまで、車いすが設置されていませんでした。
今回の車いす設置は授業の一環で、福祉避難所の課題を考えていた県立陽明高校福祉科などの生徒らが提案していたもので、浦城っ子児童センターは児童館の防災などを支援する民間団体の助成金を得て、車いすと担架を購入し生徒らの声に応えました。

2月9日は3年生の4人が児童センターを訪れ、設置された車いすなどの使用方法を確認しました。
男子生徒
「練習しないとすぐに人を持ち上げることはできないと思うから、日々練習していたほうがいいかと思う」
女子生徒
「日頃から防災の知識や車いすや担架の使い方がわかっているだけで地震がきても安心して避難できる」
男子生徒
「周りの大人は声をかければ動いてくれるので、まずは声をかけることが大切だと感じました」

陽明高校では今回の成果をきっかけに、福祉避難所の備えをさらに広げていきたいとしています。














