国連の子どもの権利委員会は、ロシア側に連れ去られたとされるウクライナの子どもたちについて、家族らへの情報提供と子どもの早期帰国をロシアに勧告しました。
国連・子どもの権利委員会 スケルトン委員長
「ロシアは多くの(ウクライナの)子どもたちにロシア国籍を与えていることを認めているが、それ自体が子どもたちがアイデンティティを失っていることを意味している」
国連の子どもの権利委員会は8日、ロシアが提出した「子どもの権利条約の履行状況に関する報告書」について最終見解を発表しました。
委員会は「ロシア側がウクライナの子どもを強制移送していると指摘される問題」について深い懸念を示し、ロシア側に渡った子どもの数と居場所に関する正確な情報を提供し、子どもを家族のもとや出身地に速やかに戻すよう求めました。
この問題について、ロシア側は「ほとんどの子どもが親か親族と一緒にロシアに到着した」などと、連れ去りには当たらないと反論していました。
委員会はまた、「ロシアの学校でウクライナへの軍事侵攻に関する広範囲かつ組織的なプロパガンダが行われている」と懸念を示し、学校の政治的、軍事的な利用を止めるよう勧告しました。
注目の記事
“しゃっくり” は人間がかつて魚だった名残り?「横隔膜のけいれん」は間違いだった 見過ごせない重い病気のサインにも

“頼ることも大事” 共働きや高齢者世帯の増加で市場は10年で6.2倍 忙しい日々を支える家事代行 山梨

年間2500円の節約効果 猛暑を共に過ごした『エアコン』のフィルタークリーニングと内部乾燥で冬も快適に

「なんで飲んだんですか?」「のど乾いちゃって…」 警察の取り締まりに密着 飲酒運転の人身事故が全国ワーストの山梨

「解析したすべての患者から検出された」人の肺からプラスチック 粒子濃度が高いほど炎症値も大きい結果 医師や研究者の解析で明らかに

「警察官が、鉄砲で撃たれました」110番の音声記録…銃声、うめき声 緊迫した様子 明らかに。 遺族の訴え退けた翌日公開 奥田交番襲撃事件 富山地裁
