現在約300品種 青果バイヤーおすすめ「あまりん」に匹敵する“甘いいちご”

上村キャスター:
いちごを食べる際によく使ったスプーン、見覚えあるでしょうか、「いちごスプーン」と言います。

いちごがつぶしやすいように、スプーンの底の部分が平らになっています。そして、つぶつぶの模様は、滑り止めの効果もあるそうなんです。

井上貴博キャスター:
裏でつぶすということですか?

田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士):
そうです。それで先端に付けるんですよね。

上村キャスター:
このスプーンを使って「いちごミルク」を作っていたのではないでしょうか。

いちごをつぶして、そこに牛乳をかけて砂糖や練乳で味付けをするものです。

30~40年前には、定番の食べ方だったそうなんですが、私も祖父母の家で食べていて、最後にピンク色の甘い牛乳を飲むのが大好きでした。

田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士):
要するに、当時はいちごが割と酸っぱかったので砂糖などで甘くしていた。40年前の練乳は、缶だったと記憶しています。

上村キャスター:
ウルヴェさんからもあったように、青果バイヤーの八尾昌輝さんによると、▼かつてのいちごは酸味が強く、甘みが弱いのが特徴だったんですが、そのまま食べてほしいという想いもあり、どんどん品種改良が進むにつれて、いちごも甘くなっていきました。

品種の数は現在約300品種に増えています。
豊洲市場ドットコムの「苺の断面図カタログ」では、形と食感で約60種類のいちごが分けられています。

ホラン千秋キャスター:
甘さではなく、形と食感だけですか?

上村キャスター:
そうです。「シュットしてる」か、「まるっこい」か、「硬め」か、「柔らかめ」かとなっていて、最高金賞を獲得した「あまりん」は「まるっこい」分類のところにあります。

たくさんある中でも、「あまりん」に匹敵すると、青果バイヤーの八尾さんがおすすめしている、いちごがあります。

「あまりん」に匹敵する甘さのいちご
・奈良県産「コットンベリー」(1パック3000円) キャンディのような甘さと香り
・奈良県産「古都姫」(1パック3000円) ミルキーで練乳のような甘さ
※豊洲市場ドットコムの青果バイヤー・八尾昌輝さんのおすすめ

ホランキャスター:
ただ、1パック3000円で、プレミアムな価格なんですね。

上村キャスター:
そうなんです。特に「古都姫」は超希少で、究極の甘さを追求しているそうです。