来月のダイヤ改正でJR京葉線の通勤快速と一部の快速が朝と夕方以降、廃止されることをめぐり、千葉県内の20の自治体がJR東日本の本社にダイヤ改正の再検討を求める要望書を提出しました。

JR東日本は3月のダイヤ改正で、混雑緩和などのためにJR京葉線の朝と夕方以降の通勤快速と快速を廃止し、すべて各駅停車にすると発表していましたが、各自治体からの撤回の申し入れを受け、早朝の東京方面への快速2本だけを運行させることにしています。

このダイヤ改正をめぐり、千葉市の神谷市長は、きょう午前、JR東日本の本社を訪れ、京葉線の沿線などにある20の市と町の連名でダイヤ改正の再検討を求める要望書を提出しました。

要望書では、ダイヤ改正は「各自治体が進めてきた都市・まちづくりに多大な影響を及ぼす可能性が高い極端な変更」と指摘し、「断じて受け入れがたい」としています。

そのうえで、今後ダイヤ改正をする際は「沿線自治体から意見聴取するなど、十分な理解を得たうえで慎重に進める」ことを求めています。

また、県内の経済団体も同様にダイヤ改正の再検討を求める要望書を提出しました。