航空機の事故を想定した大規模な訓練が8日、5年ぶりに那覇空港で実施されました。
愛久澤記者
「航空機事故が発生し、けが人などを想定した消防や自衛隊などによる合同訓練が行われています」
コロナ禍のため5年ぶりの実施となった今回の訓練には消防や警察、医師などおよそ250人が参加しました。
訓練は航空機の着陸後にエンジンから火が出て機体の胴体付近まで炎上し、50人以上の負傷者が出た想定で行われました。
負傷者には、けがの程度によって治療の優先順位を決めるトリアージが行われ、重篤だと判断された人はドクターヘリによって病院に運ばれました。
古堅厚弘那覇空港長
「羽田空港の事故は事の重大さを重く受け止めています。訓練を通じて、しっかり関係者と連携して、1人でも多くの人命を救助するということが重要」
国土交通省によりますと、2022年度の那覇空港における航空機の離着陸数は全国で4番目に多いということで、那覇空港事務所は関係機関と密に連携を図り万が一の事故に備えたいとしています。