石川県珠洲市や羽咋市で1月下旬からパトロールにあたっていた、大分県警の派遣部隊が帰県し、精神的にも疲弊している被災者の現状を語りました。

派遣されていたのは自動車警ら隊6人と高速道路交通警察隊2人で、2週間の任務を終えた隊員が8日取材に応じました。被災地では劣悪な道路状態と積雪でパトロールに苦戦したほか、被災者が精神的に疲弊していて、対話を心がけていたことを報告しました。

(県警自動車警ら隊・工藤倫弘巡査部長)「被災者の方々と話をしているとこちらも辛い思いになるばかりで、非常に苦慮しました」

(県警高速道路交通警察隊・平野貴大巡査長)「警察が少しでも姿を見せて安心感を与えるのが警察の非常に重要な役割ではないか」

県警では今後も隊員を交代させながら、被災地の治安を守るパトロール活動を続ける方針です。