第66回ブルーリボン賞授賞式が行われ、吉永小百合さんが「こんにちは、母さん」で主演女優賞。神木隆之介さんが「ゴジラ-1.0」「大名倒産」で主演男優賞を受賞しました。

第66回ブルーリボン賞授賞式




司会は、昨年「ラーゲリより愛をこめて」「TANG タング」で主演男優賞を受賞した二宮和也さんと、「PLAN75」で主演女優賞を受賞した倍賞千恵子さんがを務めました。
授賞式の司会は初めてで、“昨日は一睡もできなかった”という倍賞さんを、二宮さんが巧みにフォローし、笑いあふれる授賞式となりました。

倍賞千恵子さん・二宮和也さん




中でも「ゴジラ-1.0」は、作品賞、神木さんの主演男優賞、浜辺美波さんの助演女優賞と3冠を獲得。
ブルーリボン賞初受賞となる神木さんは、“栄誉ある素敵な賞を受賞できて、本当に幸せでございます。そして、去年公開された「大名倒産」「ゴジラ-1.0」の監督はじめスタッフの皆様、仲間たちに本当に感謝の気持ちでいっぱいです”と、仲間たちに感謝。“「好きな映画は?」って聞いた時に、「いついつ誰と見た映画がすごく素敵だったんだよね」って、人の思い出に残る、そんなお仕事ができてるって、すごく幸せなことだと思いますし、うれしいことだなと思います”と喜びを語りました。

神木隆之介さん




そして司会の倍賞さんに促され、スタンドマイクを挟んで神木さんの横に立った浜辺さんは、おもわず、“お笑い芸人みたい”と苦笑い。二宮さんが、“漫才師だね”とツッコむと、神木さんも、“この2人でやらせていただいております”とノリノリで、会場は大きな笑いに包まれました。

神木隆之介さん・浜辺美波さん




また、主演女優賞の吉永小百合さんは、“ブルーリボン賞の受賞、とびっきりうれしゅうございます。本当にありがとうございます”と感謝。1962年「キューポラのある街」で初めてブルーリボン賞主演女優賞を受賞したときを振り返り、“ここまで長くやってこられたのも、一緒に作ってくださったスタッフの皆さんのおかげだと感謝しています”と語りました。


吉永小百合さん




さらに吉永さんは、2015年公開「母と暮せば」で親子役を演じた二宮さんについて、“ご一緒させていただいて以来、本当の息子みたいになっちゃって、なんでも心配になっちゃって…。これからも頑張って。映画も全部見てますから”と『息子』にエール。


二宮和也さん・吉永小百合さん




二宮さんは、“本当におめでとうございます”と祝福した上で、吉永さんのブルーリボン賞受賞について、“2000年の「長崎ぶらぶら節」以来なんですよ。浜辺美波ぶりなんです。浜辺美波が23歳なんで、浜辺美波出来上がってます”と笑顔で紹介すると、吉永さんは、“そういうことなんですねぇ”と、しみじみ。

二宮和也さん・倍賞千恵子さん・神木隆之介さん・吉永小百合さん




続けて吉永さんは、“長くやってて「そろそろ辞めた方がいいんじゃない」って、以前ネットニュースに出てたんです。だけど、自分の体が元気な限りは大好きな映画の世界でやらせていただきたいと思っておりますので、これからも映画館で見ていただくこと、それが私の願いです”と話すと、大きな拍手を浴びていました。

【担当:芸能情報ステーション】