観光促進に関する取り組みです。旅行客などに車いすやベビーカーを無料で貸し出す実証実験が宮崎空港で始まりました。

この実証実験は、九州運輸局が年齢や障害の有無にかかわらず旅行を楽しんでもらおうと企画したものです。

宮崎空港では、今月1日から実証実験が行われていて、到着ロビーのインフォメーションカウンターで車いすやベビーカーを無料でレンタルできます。

利用するには専用サイトから事前の申し込みが必要です。

(宮崎県観光協会ユニバーサルツーリズム推進員 松本和枝さん)
「さまざまな方が宮崎の旅行を楽しめるように、車いすやベビーカーがどのくらい需要があるか把握して、今後の展開につなげたい」

実証実験は、来月6日まで行われます。

(スタジオ)
この車いすとベビーカーの無料貸し出しは、観光促進に向けた取り組みなのですが、県外からの観光客はもちろん、観光が目的であれば県内の人でも利用可能です。

こうした車いすやベビーカーの貸し出しは、九州各県の空港や駅などで行われていますが、今回の実証実験では、複数県にまたがって旅行する場合、それぞれの窓口に申し込みをしなくても一度の手続きで予約できます。

こうすることで、九州内を周遊する観光を促進しようという狙いがあるということです。

九州運輸局では実証実験の結果を踏まえ今回のサービスが継続可能か検討していくことにしています。

利用に関して、詳しくは宮崎県観光協会にお問い合わせください。