7日午前、国頭村の海岸に死んだザトウクジラが打ち上げられているのが見つかりました。

国頭村などによりますと、2月7日午前8時前、国頭村伊地の海岸で打ち上げられたクジラを近隣住民が見つけて、村役場に連絡しました。

クジラは数か月以内に産まれた、体長およそ5メートルのメスのザトウクジラとみられ発見時には死んでいました。

美ら島財団の岡部晴菜主任研究員によると、毎年12月から4月ごろまで繁殖や子育てのためにザトウクジラが沖縄の周辺に集まり、年に1、2頭が打ち上げられているということです。

去年11月には東村宮城の海岸で、およそ4.3メートルの子どものマッコウクジラの死骸が打ち上げられているのが見つかっています。

海岸を管理する県北部土木事務所は関係機関と調整し、早ければ来週中にもザトウクジラを砂浜へ埋める方法で、処分を進めたいとしています。

またクジラの死因は分かっていないため、近づいて触れることなどは避けてほしいと注意を呼び掛けています。