2021年シーズンのかんきつの収穫量が発表され、愛媛県が2年ぶりに全国1位に返り咲きました。
県によりますと、2021年シーズンのかんきつ収穫量は、愛媛が20万6320トンで、2位の和歌山を2万トン近く上回り2年ぶりに全国1位となりました。
愛媛は統計を取り始めた1974年以来、44年連続で1位でしたが、2018年の西日本豪雨で多くの園地が被災したため初めて和歌山に首位を明け渡し、翌2019年は1位だったものの2020年は再び2位でした。
2021年シーズンの1位について、県は、大きな気象災害がなかったことに加え、果実が多い傾向の「表年」だったためと分析していて、「今後も紅プリンセスなど、収益性の高い県オリジナルの品種の生産・販売に取り組みたい」と話しています。
では、永遠のライバル・和歌山と統計データを比較します。
まず、収穫量は愛媛が2万トン近く上回りました。
続いて1位の品目数については、愛媛は紅まどんな、甘平といった県オリジナル品種のほか、イヨカン、河内晩柑など10品目。温州やハッサクなど4品目の和歌山を圧倒しています。ただし、これは収穫量1000トン以上の品種です。
愛媛で栽培されているかんきつは、およそ50とも言われているため、これは氷山の一角です。
そして、温州の市場単価について、愛媛は京浜市場でキロ301円と、和歌山より40円以上高値でした。収穫量は約12.7万トンで、和歌山の約14.7万トンに2万トン及びませんでしたが、品質では高い評価を受けました。
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