30cmの津波を再現した実験映像では、大人の男性が立っていられないほどの威力でロープにしがみつくのがやっという状態です。

津波は海底から海面までの海水全体が動くエネルギーの大きな波で、風が吹くことによって海面付近の海水が動く「波浪」とは大きくことなります。20cm、30cm程度の津波も、人は速い流れに巻き込まれてしまうおそれがあり、大変危険です。
津波に関して気象庁が出す警報・注意報について、改めて見ていきます。これらの情報は地震発生後およそ3分間で発表されます。

予想される津波の高さが20cm以上、1m以下で災害の恐れがある場合に出されるのが『津波注意報』です。海の中にいる人はただちに海から上がって海岸から離れてください。
予想される高さが3m以下の場合に出されるのが『津波警報』、3mを超える場合に出されるのが『大津波警報』です。『警報』が出た場合、沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。