柏崎刈羽原発の早期再稼働を求める請願が地元の経済団体から柏崎市議会に提出されたことについて、桜井雅浩市長は、議会での採決が再稼働をめぐる首長としての判断に大きな影響を与えるとの考えを示しました。
柏崎刈羽原発をめぐっては去年12月に事実上の運転禁止命令が解除。
今月1日には柏崎商工会議所など地元の経済団体が連名で柏崎市議会に対し、「一日も早い運転再開」を求める請願を提出しました。

再稼働をめぐる議論は今後、地元の同意が大きな焦点となりますが、柏崎市の桜井雅浩市長はトップとしての判断について、7日の定例会見で次のように述べました。
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「結果(議会の採決)に関しては“市民の皆さんの意見の集約”という位置づけもできると考えているので、今後いつ東京電力から(再稼働したいと)要請があるのかないのか、そこまでは私も今、承知していないが、(議会の採決が)私の返事をする大きな要因となる、バックグラウンドとなる」

桜井市長は、議会は「市民の代表」であるとして、議会の採決を尊重する考えを改めて示しました。

その上で「早期再稼働は柏崎のみならず新潟県や国の経済発展にも寄与する」とした経済団体からの請願には「大きな意味がある」と述べました。
