能登半島地震の影響で、石川県内灘町や新潟市西区など各地で深刻な液状化の被害が起きています。専門家の分析で、東西320kmにわたり液状化が確認され、今回、特に「砂丘」の陸側で被害が集中していことが明らかになりました。街がゆがみ、家は傾いて住めない状態に…。住民は「道を歩くとふらふらする」と話しています。

街がゆがみ「ふらつく」 砂丘で液状化…深刻な被害

盛り上がった道路。車は斜めになりながら通っています。家も電柱も傾いて、街がゆがんだような状態です。

記者
「こちらの電柱は埋まってしまっていて、信号がかなり低い位置になってしまっています」

震度5弱を観測した石川県の内灘町。住宅被害は1451棟にのぼり、今も一部地域で断水が続いています。

二ツ谷文江さん(73)
「(Q.建物はつながっていた?)つながっていたんです」

こちらの住宅では、増築した部分が離れてしまいました。

二ツ谷文江さん
「もうひどい状態なんです」
記者
「床が盛り上がっているのがわかります」

二ツ谷文江さん
「こんなに(建物の間が)あいてしまった。建物全体がずれている感じです」

罹災証明書の申請はしましたが、判定はまだだと言います。

二ツ谷文江さん
「直しようがないですもんね、ここまで壊れたら。壊して建て替えるしか方法がない」

さらに、体調にも影響が…

二ツ谷文江さん
「平衡感覚がおかしくなっているみたい。道を歩いていてもふらふらしたりとか」