「組合解散ということになったから、壊さなければという話に」

そして2023年8月。
(名古屋長者町協同組合 船戸善己 事務長)
「組合解散ということになったから、壊さなければという話になった」
組合の解散に伴って、1983年に設置された5基のアーチ看板も撤去されることが決まっていましたが、組合などによりますと1月中旬に大通りに面した2基を保存することで名古屋市と正式に合意したということです。

ところで、「長者町」は江戸時代から続いてきた由緒ある地名ですが、昭和の住所表示の変更でなくなってしまいました。
(名古屋長者町協同組合 船戸善己 事務長)
「地図上には(長者町は)ない。『丸の内2丁目』『錦2丁目』だから。知らない人が見ると『長者町はどこにあるんだ』と。問屋というより市民に愛される町になってほしい」
アーチ看板の保存に必要な費用1000万円は、組合の会員らが工面したということです。3月末までに修繕を行い、地元のまちづくり団体に引き継がれる予定だということです。














