新潟市で6日、液状化現象により被災した家屋の復旧などに役立ててもらおうというセミナーが開かれました。建築事業者らが液状化の被害や家屋の復旧について考えます。

新潟市中央区で開かれたこのセミナーは液状化現象により被災した家屋の復旧などに役立ててもらおうと、県内の建築関係者を中心に作られた団体が開きました。

建築事業者や元日の地震で被災した住民らおよそ150人が参加しました。

【グランダートユニオン 酒井盛幸 代表】
「基本的に液状化対策は、被害が出る前に広域的にその地域全体にやるのが本来の正しいやり方」

地盤や住宅復興に詳しい2人が講師としてマイクを握り、液状化現象のメカニズムや具体的な住宅の直し方を説明しました。

【工務店経営者】
「沈下したんだけどという相談をいただいたことがあったが、解決策をうまく言えなかった、経験がなかったんで。きょう聞いた話をまた相談があったときとか、今後同じことが起きたら役立てていただけたらとたいなと」


【住学三代目校長 五十嵐直樹さん】
「基本的なこと、一般的なこと基本的なことを学んでいただいて、今後の震災復興に対して少しでも役立てていただけたらと」

新潟市では液状化の被害などもあり、6日の時点で1万620棟の建物被害が確認されています。