警報の発表基準 違うのは「大雪」だけではない…「雨」の場合は…

例えば、雨の場合も同じようなことが言えます。

年間降水量(平年)を見ると、雨の多い高知市はで2600ミリほどですが、山形市では1200ミリほどです。

大雨警報(土砂災害)の基準となる指標をみると、土壌雨量指数(土の中の水分量)は高知市で232ですが、山形市は120です。
これまでにたくさんの雨を経験している高知市は、崩れやすい所がこれまでの雨で崩れていて、少しの雨では崩れにくくなっています。
一方で山形市は、崩れやすい所が多く残っているため、警報基準が低くなっているということです。

このように、各地の実態に合わせて設定されている警報。
雨や雪の量の数値だけにとらわれず、警報や自治体からの避難情報をもとに適切な行動をとることが大切です。