柏崎刈羽原発が立地する柏崎市に置かれる原子力規制庁の事務所に新たな所長が着任し「活動をしっかりと発信し、地域の信頼を得ていきたい」と抱負を述べました。
今月1日付で原子力規制庁 柏崎刈羽原子力規制事務所に着任したのは、伊藤信哉 所長です。

伊藤所長は東北電力出身で、2014年から原子力規制庁に在籍。これまで原子力事業者の安全活動を監視するための新たな検査制度の設計などに携わってきました。

テロ対策の不備が相次いだ柏崎刈羽原発をめぐっては去年12月、原子力規制委員会が事実上の運転禁止命令を解除し、今年は再稼働をめぐる議論が本格化するとみられています。

【原子力規制庁 柏崎刈羽原子力規制事務所 伊藤信哉 所長(50)】「(地域住民から)原子力規制庁のやっている評価の仕方が本当に適正なのか、質問をいただいている。わかりやすく正確に、皆さまが納得いくまで粘り強く説明していくことが大事かなと思っている」

伊藤所長は「規制庁の活動をしっかりと発信し住民や自治体から信頼を得ていきたい」と話しました。