高知を代表する柑橘「土佐文旦」が高知県土佐市で出荷の最盛期を迎えています。今年は、甘みと酸味のバランスがよく、例年以上の仕上がりになっています。
「土佐文旦」発祥の地と言われている土佐市では、96人の生産者が栽培に励んでいます。去年12月から今年1月にかけて収穫された土佐文旦は、「野囲い(のがこい)」と呼ばれるおよそ1か月間の追熟を経て、今、出荷の最盛期を迎えています。
5日は糖度や大きさ、外側の皮の状態などを光センサーで調べ、一定の基準を満たしたおよそ25トンが出荷されました。
(松岡葵アナウンサー)
「私は土佐市出身ということですから、土佐文旦を食べて育ったといっても過言ではない!見た目だけでみずみずしさが伝わってきます。いただきます!うん!味が濃い!甘い果汁が勢いよくあふれ出します。あとには、文旦ならではの酸味、苦味を感じられます。地元びいきなしで満点です!」
去年は梅雨の時期から夏場にかけて雨が続きましたが、秋は日差しに恵まれたため、甘みと酸味のバランスや食感がよく、例年以上の出来になっているということです。
出荷量はおととし12月の積雪で、枝が折れてしまったものがあることなどから、例年より2割ほど少ないということですが、およそ550トンを見込んでいます。
(土佐市土佐文旦部会 池明日詞 部会長)
「初めて食べる人も、今までリピートして食べている人も、皆さんが食べておいしいと喜んでもらえるものに仕上がっているので、ぜひ食べてみてもらいたい」
出荷された土佐文旦はすでに店頭に並んでいて、県内の量販店などで購入できます。また、2月11日と12日には、土佐文旦をPRするイベントが高知市で行われる予定です。
「おいしい文旦食べてや~!」














