香川・岡山では今シーズン初めてとなる高病原性鳥インフルエンザの疑いです。香川県による簡易検査で三豊市の養鶏場で死んだニワトリから陽性が確認されました。

(池田豊人香川県知事)「三豊市の養鶏約7万羽の養鶏場ですが、簡易検査を実施したところ鳥インフルエンザ感染について陽性であることが確認されました」

高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が発生したのは三豊市で採卵のためのニワトリを育てている養鶏場です。午前8時ごろ、養鶏場の管理者から「死ぬニワトリが増えている」と連絡があり県が簡易検査を行ったところ13羽中10羽で陽性を確認したということです。

香川県では午後5時から対策会議を開き、防疫措置に向けた準備を行っています。現在行われている遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザの陽性が確認されれば、明日から死んだニワトリが出た養鶏場と同じ管理者らが出入りしている養鶏場のニワトリあわせて約11万羽の殺処分を始める方針です。

(池田豊人香川県知事)「『まずは防疫措置をできるだけ早期に』という思いです。県民の生活または養鶏場の経営への影響を最小限にしたい」

また、陽性の場合養鶏場の半径10キロ以内の85の養鶏場のニワトリやタマゴの移動や出荷も制限し鳥インフルエンザの拡大を防ぐ方針です。